ドリアン・プレンティス・サトシ・ナカモト(Dorian Satoshi Nakamoto)氏

米誌ニューズウィークが、IT企業で働いていたドリアン・プレンティス・サトシ・ナカモト氏がビットコインの考案者だと報じました。

しかし、ビットコインを創造してもいないしかかわったこともなく、エンジニアではあっても、ビットコインの開発に必要な暗号化やP2Pに関する知識はないとのこと。

この報道で、カリフォルニア州テンプルシティーにある自宅に取材陣が殺到、裁判沙汰になりかけましたがBitcoinコミュニティから時価2万ドル(約210万円)以上のビットコインが寄付されるという予想外の展開となり、のちに感謝の意を動画で伝えています。

Dorian Nakamoto – Thank you Bitcoin Community

日本の数学者望月新一氏

望月新一氏は、日本の数学者で京都大学数理解析研究所教授、ニューヨーク育ちで英語が堪能です。専門は数論幾何学や遠アーベル幾何学、数学上重要な「ABC予想」を証明する論文を学術誌ではなくインターネット上に公開し、世界中から大きな注目を浴びました。

証明に350年程掛かったフェルマーの最終定理もABC予想を使えば一気に証明が可能となるため、欧米のマスメディアも「驚異的な偉業になるだろう」と伝えています。

画期的な論文を載せるうえで、旧来の学術的なチャンネルを使わずにネットを利用する手法がビットコインのケースにも共通している、と言われていますが、本人はナカモト氏であることを否定しています。

(ABC予想:85年に欧州の数学者らによって提唱された、AとBの2つの整数とこれらを足してできる新たな整数Cを考え、それぞれの素因数について成り立つ関係を分析した理論。)

米ジョージワシントン大学のニック・サボ(Nick Szabo)教授

1998年から数年間をかけて、中央銀行に制約されないデジタル通貨のメカニズム開発を手がけ、後に「ビットゴールド」と呼ばれるシステムを構築しており、これが最終的にビットコインにつながったと言われています。

ナカモト氏の白書とニック氏の論文の文章スタイルや言い回しが似ているほか、ビットゴールドがビットコインと類似した仮想通貨にもかかわらず、ナカモト氏の論文にサボ教授の研究が触れられていないのは不自然、などが理由として挙げられています。

ただ、本人はナカモトサトシではないと否定、ビットコインは保有しているものの1から10 BTC程度で、特に巨額な投資はしていない様子。

複数人説

ナカモト氏という個人ではなく、複数の人物あるいはグループが「ナカモト氏」として名乗っていたのではないかという説。

欧州出身で金融機関に勤める数人である可能性がある、とも言われています。